火吹き棒は口から離して吹くのが正しいのか?実験してみた!

火吹き棒を紹介しているサイトを見ると、ときどき

 

火吹き棒を吹くときは口をつけない方が効率がいい

 

って書いてあるのを見るんですよね。

 

火吹き棒を使っている身としては、

え??んなわけないでしょ!!明らかに口付けた方が効率よくね?

って思うんですよね。

 

でも口をつけない方がいいって書いてあるサイトが割とある。。。

でもどう考えても自分が使っている火吹き棒は口をつけた方が効率がいい。。。

 

たぶん同じように考えている人って多いんじゃないかと思って、その真相を確かめるべく、実験してみることにしました!

 

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結論:径が太ければ口はつけずに吹いた方が効率がいい

時間がない人のために早速結論です。

今回の実験では

 

口元の径が太い場合は、口をつけずに吹いた方が効率が良い

コンパクトな火吹き棒は口をつけて吹いた方が効率が良い

 

という結果になりました。

どれくらいの太さがいいのかは数値ではわかりませんが、言葉で表すなら、

 

自分が吹いた息がすべて入るくらいの太さです。

 

口をつけない方がいい理由は、

自分が吐いた息に巻き込まれて、周りの空気も火吹き棒の中に入っていくからです。

そのため、自分が吐いた空気以上の空気が火吹き棒の先端から出ていくことになります。

 

口元の径が太ければ自分が吐いた空気+アルファの空気が入る余地がありますが、径が細ければ、自分の吐いた空気すら入っていかないので、逆に効率が悪くなります。

実験内容

 

今回実験に協力してくれた選手たちは以下のとおり。

口元の径が大きかったらワンチャン口付けない方が効率いいかもしれんけど。って思ってたので火吹き棒の大きさで分けました。

 

火吹き棒 実験

火吹き棒 口径

 

大きい径の火吹き棒を持っていなかったのでアルミホイルの芯で代用していますが、タイミングよく芯のみがあるわけもないので、そのまま使用します。
実験は予選と決勝に分かれます。
  • 予選:2斤袋を膨らませる
  • 決勝:45L袋を膨らませる
予選で口をつけないパターンが勝った場合と引き分けの場合のみ決勝に進みます。
口をつけないパターンの場合は、火吹き棒の根元から3cm程度離して空気を送ってます。

実験結果

  予選  

口をつけて吹いた場合口をつけないで吹いた場合
100均火吹き棒0.5回の呼気で満タン4回の呼気で満タン
キャプテンスタッグ ポケット火吹き棒0.5回の呼気で満タン4回の呼気で満タン
キャプテンスタッグ スライド火吹き棒(L)0.5回の呼気で満タン0.5回の呼気で満タン
アルミホイルの芯0.5回の呼気で満タン一瞬で満タン

※勝った方をで書いてます。(引き分けも

火吹き棒実験

口をつけて吹いた場合だと当然どの火吹き棒でも差はありません。

100均火吹き棒キャプテンスタッグ ポケット火吹き棒は口をつけて吹いた場合の圧勝ですね。

ここで脱落です。

 

口をつけずに吹いた場合、キャプテンスタッグ スライド火吹き棒(L)が口をつけて吹いた場合とほぼ同じ結果になりました。

アルミホイルの芯は、なんと口をつけないで吹いた場合は一瞬で満タンになって、口をつけた場合に圧勝してしまいました。

 

ということで決勝にすすむのは

キャプテンスタッグ スライド火吹き棒(L)

アルミホイルの芯

に決定です。

 

  決勝  

口をつけて吹いた場合口をつけないで吹いた場合
キャプテンスタッグ スライド火吹き棒(L)14回の呼気で満タン13回の呼気で満タン
アルミホイルの芯14回の呼気で満タン4回の呼気で満タン

※勝った方をで書いてます。

火吹き棒実験

キャプテンスタッグ スライド火吹き棒(L)はほとんど差がなく誤差の範囲レベルです。

アルミホイルの芯は、口をつけた場合より口をつけない場合の方が、なんと3倍以上も効率よく袋を膨らませることができました!

 

考察

結果では口元の径が大きいと口をつけない方が効率よく空気を送れることがわかりました。

 

なぜか?

 

口をつけずに空気を送る場合、径が小さいと、すべての呼気が通らず、かえって非効率になると考えられます。

逆に、ほぼすべての呼気が通るくらいの大きな径の場合には、火吹き棒に入っていく呼気プラスアルファの空気が入る余力があるので、巻き込まれた空気が入っていって、よりたくさんの空気が流れていくと考えられます。

 

 

流体力学とかはぜんぜん知らんので、あくまで私の考えです。

流体力学の勉強もやろっかなと思いましたが、理論より事実!

 

大きな径なら口をつけない!

小さい径なら口をつける!

 

これがわかっただけでも今回の目的は達成できたので良しとします。

 

一般に売られている火吹き棒はアルミホイルレベルに大きい径のものはあまりないと思うので、基本的には口をつけて使用するのが一番効率がいいように思います。

特に今回使用したキャプテンスタッグの火吹き棒のようなコンパクトなタイプは細いものが多いので、口をつけた使用がオススメです。

まとめ

ということで、太い火吹き棒であれば口をつけない方が良いということがわかりました!

 

個人的には完全に口つける派だったので今回の結果はビックリでした!

 

理想を言えば、具体的に何cm以上の径なら口をつけない方がいいとか、

火吹き棒毎に口付けた方がいいやつ、口付けない方がいいやつ

とか分けてもいいかもしれませんが、そこまでは、、、ね?(めんどくさい)

 

とまぁ、みなさん、火吹き棒を使うときは径の大きさに合わせて口をつけるか口をつけないか使い分けるようにしてみてください!

 

では!!

今回使用したキャプテンスタッグの火吹き棒

キャプテンスタッグ ポケット火吹き棒

キャプテンスタッグ スライド火吹き棒(L)

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