私のすむ沖縄はエメラルドブルーの海に囲まれていて、海に入るだけで非日常が味わえる最高の環境です。
そんな沖縄の海の中をを気軽に、じっくり、簡単に観察できるのがシュノーケリングです。
今回はシュノーケリングに必要な道具、道具の使い方、トラブルの対処法や注意事項まで網羅して解説しました。
是非最後までみていってください。
シュノーケリングとは

シュノーケリング(Snorkeling、スノーケリング)とは、水面にプカプカ浮きながら水中を観察するアクティビティのことです。
ダイビングと違ってマスク(水中メガネ)とシュノーケル(呼吸用の管)やフィン(足ヒレ)などの軽い簡単な機材でできます。
また、水泳のゴーグルと違ってシュノーケリング用の水中メガネは鼻まで覆われていて、シュノーケルと呼ばれる呼吸用の管を使って常に呼吸ができるため息継ぎの必要もありません。
ずっと海の中を見ながら生き物たちのリアルな姿をみて楽しむことができます。
シュノーケリングに必要な道具
シュノーケリングは最低限マスク、シュノーケル、フィンがあればできますが、他にも快適・安全のために必要な道具があります。
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シュノーケルマスク

水中をみるためのマスクです。
ゴーグルと違って鼻まで覆われているのが特徴で、一眼タイプと二眼タイプがあります。
一眼タイプは視野が広いのが特徴ですが、マスククリア(マスクに入った水を排出すること)の難易度が少しだけ高いです。(ほんとに少しだけ)
二眼タイプは一眼タイプと比べて視野は狭くなりますが、マスククリアがしやすいです。
また、度付きレンズに替えることもできるので、普段メガネをつけている人も使用できます。
また、顔全部が覆われるタイプもあります。
マスクをつけるうえで一番大事なのはちゃんと顔にフィットするかどうかです。
ゆるゆるだとマスクの中に永遠に水が入ってくるので、シュノーケリングどころではありません。
シュノーケル
呼吸に不可欠なシュノーケルです。
シュノーケリングに使うシュノーケルってややこしいですがしかたないです。
シュノーケルの管を介して呼吸をします。
シュノーケルがなくてもマスクさえあれば水中観察はできますが、いちいち息継ぎしなくてはならないので、かなり疲れます。
下手に扱うとシュノーケル内に水がはいってきて水を飲んでしまう恐れがありますが、浸水を防止する装置がついているものも多いです。
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フィン

足ヒレのことですね。
フィンも最悪なくてもいいかもしれませんが、推進力がぜんぜん違います。
特に海ではときどき流れが速い潮流にでくわすことがあるので、万が一のためにもフィンはあったほうがいいです。
フィンには、裸足で装着するフルフットタイプとブーツの上から装着するストラップタイプがあります。
ボートなどからエントリーする場合はフルフットタイプ、ビーチや岩場からエントリーする場合はストラップタイプがおすすめです。
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ブーツ
岩場から海にエントリーする場合には必須です。
岩場でなくても、基本的には海を裸足であるくのは厳禁です。
たとえビーチからエントリーする場合でも、危険生物(オニダルマオコゼなど)がいる場合があるので、かならずブーツを履きましょう。
マリンシューズは靴底が薄いことが多いのであまりおすすめしません。
ライフジャケット

初心者は必須です。
はじめのうちはトラブルがおきると慌てて溺れてしまいます。
ライフジャケットをつけていればトラブルが起きても沈んでしまうことがないので、とりあえず溺れることはありません。
ただ、ある程度シュノーケリングに慣れてきて、潜水もしてみたいという人にとっては逆に邪魔になります。
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ラッシュガード
紫外線やクラゲなどの危険生物から身を守るために身に着けておいたほうがいいです。
いろんなデザインのものがあるので、自分にあったものを選んでみましょう。
シュノーケリングをする前の準備
道具が準備できたらいよいよ海に入りたくなってきますが、道具を正しく使うための準備があります。
マスクのストラップ調整
先ほども書いたように、マスクはフィットが大事です。
ストラップを調整してちょっときついくらいに調整しましょう。
ゆるゆるだと水に浸かった瞬間目に水が入ってきます。
マスクを正しくつける
たまーになんですが、ゴーグルのように鼻をだして装着する人がいます。
マスクは鼻ごと装着して、鼻呼吸はあきらめてください。
マスクの曇り止め
マスクをつけて実際に泳いでみると驚くほどマスクが曇ります。
あらかじめ曇り止めをしっかりつけておきましょう。
曇り止めがない場合は、唾液を垂らして塗り付けたり、海藻で拭いたりしましょう。
これだけでもだいぶかわります。
ちなみに、曇るのは当然マスクの内側なので、曇り止めはマスクの外側じゃなくて内側につけるようにしてください。
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コンタクトはつけたままで大丈夫?
私は普段使い捨てのソフトコンタクトをつけてシュノーケリングしていますが、外れたことは一度もありません。
ですが、友人や知り合いからはコンタクトなくした、という話は時々ききます。
使い捨てじゃなければ外してレンズ付きのマスクにするのが無難です。
シュノーケルで呼吸ができるか確かめる
マスクの準備ができたらシュノーケルをつけて、実際に呼吸ができるか試してみましょう。
シュノーケルは口元にマウスピースがついているので、それを奥歯でかるく噛みこんでくわえます。
このくわえ方が間違っていることが時々あるので、初めての方は実際に水面に顔をつけて、問題なく呼吸ができることを必ず確かめてください。
フィンをつける
フルフットタイプは裸足の上から履くだけなので問題ないと思います。
ストラップタイプの場合も特にむずかしいことはないと思いますが、ストラップはしっかりとつけてください。
ストラップが緩いと、泳いでる最中にフィンが外れてしまいます。
しかも意外とフィンが外れたことに気付きにくく、気付いたときには行方不明、、、なんとこともあります。
シュノーケルに必要な最低限のスキル
呼吸のしかた
シュノーケリングでは、鼻はマスクに覆われているので完全に口呼吸になります。
慣れていないと意外と苦しさをおぼえるので、浅い呼吸ではなく、ゆっくり確実に呼吸するように意識してください。
フィンの動かし方
泳いでる最中は基本的にフィンの動きのみで推進力をえることができます。
初めての人は、プールの授業のイメージでバチャバチャとバタ足みたいなフィン操作をする人がおおいです。
正しいフィンの動かし方は、大腿、太ももをゆっくりしならせるようにします。
足首や膝を激しく動かしてバチャバチャしなくても、ゆっくり動かすだけでしっかり進んでくれます。
トラブルを想定しよう!
特にはじめのうちは、トラブルが起きるとテンパってしまいます。
おこりうるトラブルをあらかじめ想定しておいて、対処できるようにしておきましょう。
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シュノーケルクリア
初めての人はシュノーケルの中に水が入ってくると必ず慌ててしまいます。水が入ってきて呼吸もできなくなって、さらに慌てます。
浸水はよくあるので、対処方法を覚えて慌てないようにしましょう。
対処方法は簡単です。息をおもいっきりブッと噴き出すことです。
そうすることでシュノーケル内の水がなくなってまた呼吸できるようになります。
最近は排水弁のついているシュノーケルも増えているので、楽に排水できるようになっています。
マスククリア
マスクに水が入ると、目に水が入ったり、鼻に水が入ったりします。
そして態勢を崩して、シュノーケルの中からも水が入ってきて、目も見えないし呼吸もできないしで大慌てです。
そんな悪循環にならないように、マスクに水が入った時には目を閉じて、落ち着いてマスククリアをしましょう。
完全にマスクの中が水浸しってことはほとんどないと思いますが、とりあえず鼻から思いっきり息を吹けばある程度は排水されます。
私がよくやる方法は、前を向いて、マスクの上を抑えて、鼻から息を吹きます。
するとマスクの下から水がでていきます。
最近のマスクは鼻のところに排水弁がついているものもあるので、ただ息を吐くだけでも排水できると思います。
離岸流
その名の通り岸から離れる流れです。
信じられないくらいかなり強い流れで、私も一度経験したことがあります。
あのときはロングフィンをつけてクロールしてもまったく前に進まず、むしろ後退していました。
対処法を知っていたため難を逃れましたが、何も知らずに巻き込まれていたらと思うと恐ろしいです。
その対処法とは、流れとは垂直に泳ぐことです。
離岸流はある範囲に限定された流れであることが多いので、流れに垂直に進むことで逃れることができます。
間違っても流れに逆らって岸に向かおうとしないようにしてください!
いずれ力尽きて、為す術もなく沖に流されてしまいます。
注意事項
シュノーケリングは最高に楽しいですが危険も伴います。最低限以下のことには気を付けるようにしましょう。
必ず二人以上で!
何かあったときにいち早く異変に気付いて対処できるように、一人にはならないようにしましょう。
初心者の方はできれば経験者と二人一組で行動するのがベストです。
あらかじめ天候を確かめる
その日の波の状況や海況はあらかじめ調べておきましょう。
最近は1週間くらい前から海況を予測できるツールもあるので活用しましょう。
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初心者はライフジャケットをつける
シュノーケリング初心者の場合は必ずライフジャケットをつけるようにしましょう。
マスクに水が入ったり、シュノーケルに水が入ったり、他にもいろんなトラブルがあったときに、慌てても溺れないように慣れないうちは必ずライフジャケットをつけましょう。
岩やサンゴはさわらない
きれいなサンゴがあったらついつい触ってみたくなりますよね。
ですが実は毒があったりするので、何も知識がない人はむやみに海中のものにさわらないようにしましょう。
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むやみに生き物にさわらない

ミノカサゴはきれいですが毒がありますし、他にもついつい触りたくなる危険生物もいます。
また、ウミガメがよくみられる場所では、ウミガメに触ることを禁止しているところもあります。
いずれにせよ、むやみに海の生き物には触らないようにしてください。
禁止区域では泳がない
これは当然ですね。
禁止されているのには理由があります。
流れが速い場所だったり、クラゲが多発する場所だったり。
自分の身を守るためにも禁止区域では泳がないようにしましょう。
適度にやすむ
シュノーケリングは楽しくてついついずーっと泳いでいたくなりますが、実はけっこう疲労がたまります。
まだ余裕だと思っても定期的に休んで水分補給するようにしてください。
まとめ
シュノーケリングは普段味わえないような別世界を体験することができます。
でも慣れないことをする分、危険もたくさんあります。
しっかりと対処法をわかっていれば危ないこともなく楽しいアクティビティになるので、皆さんも是非酸いも甘いも知ってシュノーケリングを楽しみましょう。