【素潜り歴20年】素潜りに必要な道具を解説【シュノーケル、フィン、水深計のおすすめ】

今回は素潜り歴20年の私が素潜りに必要な道具を解説します。

 

・シュノーケリング楽しかったから今度は潜ってみたい!
・潜るのに必要な道具とか気をつけることを知りたい!
そもそも潜り方を知りたいって人はこちらの記事
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素潜りに必要な道具

実は、素潜りに必要な道具は多くないです。

お試しでやるならシュノーケリングの延長でできます。

 

お試しで少し潜ったりしてみたい人に必要なもの
・シュノーケリングマスク
・シュノーケル
・フィン
これらの道具はシュノーケリングと同じですね。
最低限これだけあれば、素潜りする装備としては十分です。
慣れてきたのでもっと深く潜りたい人に必要なもの
・水深計
潜ることに慣れてくると欲しくなってくるのが
水深計
です。自分がどれだけ潜れているか把握できるだけではなく、安全のためにも必要になってきます。
なくても素潜りできるけどあるとより良いもの
・グローブ
・ラッシュガード
・ウェットスーツ
・ウェイト
・防水カメラ

これらはなくても素潜りはできますが、あると快適になったり、便利になったりするものです。

 

では以下からひとつひとつ解説していきます。

 

素潜りに合うシュノーケリングマスク

耳抜きのために鼻をつまめるマスクが最適!

シュノーケリングマスクを選ぶ基準として、顔にフィットすることはもちろん大切というか大前提なんですが、

素潜りにおいて一番重要なのは、

 

鼻をつまめるマスク

 

です。

 

ある程度潜ると耳抜きが必要なんですが

鼻をつまむことができなければ耳抜きもできません。

 

もちろん鼻をつままなくても耳抜きができる人もいるんですが、そういう人も万が一耳抜きができなくなったときのことを考えると鼻をつまめるタイプのマスクがおすすめです。

 

シュノーケリングマスクのおすすめ

水中メガネの種類としては

 

1眼タイプ
2眼タイプ
ゴーグル
フルフェイスタイプ

 

がありますが、素潜りでは1眼タイプか2眼タイプがおすすめです!

 

というかこの2択以外ありえません。

 

フルフェイスに関しては先ほども書いたように、鼻をつまんでやる耳抜きができないなのでNG。

 

ゴーグルは鼻をつまめるので一見良さそうですが、潜ったら水圧で鼻から水が入ってきます。

 

ずっと鼻をつまんでればいいかもしれませんが、深く潜ると結構ゴーグルの圧迫がきつくなるのでおすすめしません。

1眼タイプのシュノーケリングマスク

1眼タイプマスクの特徴
・視野が広い
・度付きレンズは非対応
1眼タイプは、両目のレンズが一体になっているタイプのマスクです。
レンズが大きいのでその分視野が広いです。
両目のレンズが一体になっているので左右の目に合わせた度付きのレンズは対応していません。
マスク内体積が大きいためか、2眼タイプのマスクに比べてマスククリアが難しいと言われていますが、個人的には大差ないように思います。
シュノーケリング向けのマスクは1眼タイプが多いです。

2眼タイプのシュノーケリングマスク

2眼タイプマスクの特徴
・視野が狭い
・度付きレンズにも対応できる
・マスククリアが1眼マスクと比べると少しだけ楽

2眼タイプのマスクは両目のレンズが分かれているため少し視野が狭くなっています。

その代わりではないですが、度付きレンズにも対応しています。

1眼タイプのマスクと比べるとマスク内体積が小さいためマスククリアが楽だと言われています。

 

種類によってはサイドビューがついているものもあり、視野の狭さをある程度カバーしてくれます。

スキューバダイビング用のマスクは2眼タイプが多いです。

 

・しっかりフィットすること
・耳抜きのために鼻をつまめるもの
・1眼タイプか2眼タイプかは好みや必要に応じて
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素潜りに合うシュノーケル

シュノーケル

 

シュノーケルとは息継ぎ用の管のことです。

 

マスクだけの人
そもそも潜ってる間息とめてるんだからシュノーケルいらんでしょ。

 

って意見はあると思うんですが、必要です。

 

素潜りにシュノーケルが必要な理由
・潜る前に思いっきり息を吸える
・シュノーケルがなかったら立ち泳ぎしながら息をためないといけない
素潜りは、息を止めて潜ります。
深く潜るためにはたくさん息を吸わないといけません。
そして、無駄な動きは息止め時間を短くします。
シュノーケルがあれば、潜る直前の体勢で力を抜いて(酸素消費を極力抑えて)息をたくさん吸うことに集中できます。
シュノーケルがない場合は、立ち泳ぎをしながら(酸素を無駄に消費しながら)、息をためることになります。
仰向けなら、立ち泳ぎしなくても息をためることもできるにはできますが、潜るときにうつ伏せに戻るというワンクッションが必要ですし、たまに波が顔にかかって呼吸が乱れるのでおすすめしません。

おすすめのシュノーケルタイプ

素潜りでは、

  • ドライトップ(浸水防止機能)付き
  • 排水機能付き

これらの機能があるものがオススメです。

慣れてくると呼吸ができればなんでもいいのですが、初心者のうちは楽に排水ができる上記の機能があると便利です。

 

これらの機能があると、

・ドライトップで潜ったときの浸水を防止する
・浸水したとしても排水機能で楽に排水できる

ことができるので素潜り向きです。

とくに排水弁機能があると楽です。

 

ドライトップ

ドライトップとは簡単に言えば浸水防止機能です。

シュノーケルから水が入ってきたときに自動的に弁が閉じて水が入ってこなくなるような機能です。

 

ドライシュノーケルと言われることもあります。

ただ、メーカーによって呼び名が様々で、スプラッシュガード(水しぶきが入ってきにくくなっているもの)のことをドライシュノーケルと呼んでいることもあります。(ややこしい。。。)

排水機能

シュノーケル内に水が入ってきたときに、息を吐きだすことで楽に排水できる機能です。

この機能がない場合は、息を強く吐いてシュノーケルの先端から排水しないといけないので少し大変です。

 

 

・息をためるのが楽にできるので必須
・浸水防止、排水機能があると息継ぎが楽にできるのでおすすめ
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シュノーケルの仕組み、使い方

素潜りに合うフィン

フィン

 

フィンとは足ヒレのことで、水中での推進力を得るために必要です。

 

 

素潜りでは、いかに息止め時間を長くできるかが重要です。

なので、水中を楽に進むことのできるフィンが必須になってきます。

 

 

バタ足だと効率が悪すぎて話にならないです。

 

いろんな種類がありますが、

初心者はゴム(ラバー)タイプのストラップフィンが無難です。

 

 

 

フィンの選び方

フィンの種類には、

・フルフットタイプ
・ストラップタイプ
の2種類があり、素材別に
・ゴム(ラバー)タイプ
・プラスチックタイプ
・カーボンタイプ
があります。

フルフットタイプフィンの特徴

フルフットタイプの特徴
・素足やソックスを履いて装着する
・サイズをしっかりあわせれば抜群のフィット感
・基本的には船からのエントリーのみ

ストラップタイプフィンの特徴

ストラップタイプの特徴
・マリンブーツなどの上から装着するタイプ
・足のサイズに応じてある程度サイズを変更できる
・ビーチや岩場からもエントリーできる
・ストラップが劣化して切れることがある

ゴム(ラバー)タイプフィンの特徴

ゴム(ラバー)タイプの特徴
・弱い力で推進力を得ることができる
・推進力の強さとしては一番よわい
・安価

プラスチックタイプフィンの特徴

プラスチックタイプの特徴
・硬めだがその分ゴムフィンより推進力が出る
・スタイリッシュなデザインが多い
・慣れていないと足がつる

カーボンタイプフィンの特徴

カーボンタイプの特徴
・柔らかいが強靭で、強い推進力を得ることができる
・高価

素潜り初心者におすすめのタイプ

素潜り初心者は

 

  • 足がつりにくい
  • 安価
  • エントリー場所に制限をうけない
  • サイズを合わせる必要がない

 

という理由でゴム(ラバー)タイプのストラップフィンがおすすめです。

 

 

慣れてきたら、かっこいいデザインのプラスチックフィンやカーボンフィンなども検討してみてもいいでしょう。

効率よくガッツリ推進力を得たい!ってひとはロングフィンも検討の価値ありです。

 

 

・船からのエントリーが多い場合はフルフットタイプ
・ストラップタイプはどこからのエントリーにも対応できる
・初心者はストラップ、ゴムタイプがおすすめ
・ガッツリ推進力を得たい場合はロングフィンもアリ
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腕時計型の水深計

 

あまり潜れないときには必要ありませんが、

慣れてきてある程度(体感で10mくらい)潜れるようになったら水深計もあったほうがいいです。

 

素潜りに水深計が必要な理由
・自分が潜れる深さを知ることができる
・潜っているときの息こらえ時間を知ることができる
・その日の自分の体調がわかる
・記録が伸びてくると楽しい
10m以上潜れるようになってくると、浮上する時間も考えなくてはいけません。

 

30秒かけて20m潜ったら浮上するためにも30秒かかると思っていたほうが無難です(実際には浮力が働くのでもっと速い)。
スノーケリングマスター
上の写真は実際に私が潜った記録ですが、16mでも1分弱かかっています。

 

あんまり余裕をかましていると水上に出る直前でブラックアウト(失神)なんてこともありえます。

 

そういった危険を回避するために、水深計を使って、浮上する時間も含めた限界の水深を把握しておきましょう。

 

そうやって自分の限界を測定し続けていると、どんどん深く潜れるようになってくるのでモチベーションも上がっていきます。

 

でも水深計とかダイビングコンピューターとかって高くない?
たしかにダイビング用のダイコン(ダイビングコンピューター)は確かに5万円とか10万とかする高価なものが多いです。
しかし、シュノーケリングや素潜り用の水深計は1万円前後でも水深100mまで測れるものが売られています。

 

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グローブ

 

潜ることに慣れてくると、海底で岩をつかんで静止したり、岩の陰から魚にばれないように観察したりといろんな楽しみ方ができるようになります。

 

しかし、海中の岩には見えにくい有毒生物がいたり、鋭利な岩があったりして素手で直接触れるのは危険です。

なので手を保護するためにグローブをつけましょう。

 

もちろん絶対にどこにも触れない!!って人は必要ないですが、潜れるようになってくると欲しくなってくると思います。

 

ラッシュガード、ウェットスーツ、ウェイト

ラッシュガードやウェットスーツ、ウェイトも素潜りには基本的には必要ありません。

しかし、

 

  • 危険生物対策
  • 寒さ対策
  • 日焼け対策

 

という意味ではつけた方がいいです。

 

海では、予想外な危険生物がいたり、予想以上に体温を奪われて寒くなったり、逆に夏は太陽の日差しが強すぎてひどい日焼けをしたりします。

 

そういった対策のために身に着けるのはアリです。

 

また、適度な重さのウェイトをつけると潜るのが楽になります。

当然浮上は少しきつくなりますが。

 

危険生物対策、寒さ対策、日焼け対策が必要なら身に着けよう!
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防水カメラ

素潜りに慣れてくると、風景を見る余裕がでてきます。

 

きれいな景色をみる→誰かに見せたくなる→写真を撮ろう!

 

となるわけですね。

潜りながら写真を撮るとなると防水カメラが必要になります。

10m防水くらいのものでもいいですが、10mって意外とすぐに潜れるようになるので20-30m防水のものをオススメします。

こちらは3万円前後となかなか高いですが30m防水で4Kの動画も撮れるのでオススメです。

シュノーケリング、素潜りにおすすめの防水カメラ6選

まとめ|素潜りに必要な道具を解説

いかがだったでしょうか。

 

ちなみに私が普段潜るときの装備は

・1眼タイプマスク
・シュノーケル(排水弁付き)
・プラスチックフィン
・ラッシュガード
・グローブ
・水深計
・水中カメラ
って感じです。

素潜りは慣れてしまえば気軽にできるマリンスポーツです。

シュノーケリングをやる機会のある人は是非一度挑戦してみましょう。

 

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